ほうれい線が目立ってきたら

ほうれい線がくっきりと顔に刻まれてくると、急に年を取った印象に変わっていきます。

なるべくならくっきりと刻まれる前に対処したいものです。しかし、普通のマッサージじゃ消すことのできないほうれい線でも、造顔マッサージなら確実に目立たなくさせることができます。

まずは右頬から。右手で右の頬をしっかり支えます。左手の中指と薬指をそろえて、頬の下のあたりから目頭に向けてぐっと押し上げていきます。

添えた右手で頬の肉を集めるような意識で、斜めに押し上げます。左手が目頭にきたら、３秒間強く押して、その後少し力を弱めてこめかみまで移動します。

そしてその手を首筋から鎖骨までおろして、老廃物をリンパに流していきます。同じことを左にも行います。

片方３回ずつ、両方で６回です。右が終わったら左、そしてまた右というように、交互にマッサージを行ってください。

頬の筋肉が刺激を受けていることを感じられるぐらいに力強く行ってください。

頬のたるみが気になっていませんか

年齢を重ねると肌はどうしてもたるんできてしまいます。手のひらで頬を持ち上げたとき、顔の印象が違っていれば、間違いなく顔がたるんでいます。

頬は面積が広い分、たるみやむくみ、太って脂肪がついたときにでも一番目立ちやすい部分。逆に頬がピンと張っていてリフトアップされていてば、何歳かは若く見られてしまう、美人顔を作る要と言えますね。

頬の筋肉に刺激を与えることによって頬を持ち上げる筋肉が鍛えられ、きゅっとリフトアップし、ハリも出てきます。頬のマッサージは中指と薬指、２本を使って行います。

２本の指をアゴの中央に置き、指に力を入れながら口角の横へ、そして小鼻の横へと進んでいきます。続いて目頭へ。

鼻の横からは、指をぐっと押し上げるようにして上へ進んでいきます。目頭の下についたら、３秒間強く押します。

上へ押し上げてきた老廃物をリンパに流します。目頭から耳の方向へ真横にスライドさせ、そこから首筋、鎖骨まで下ろしていきます。

鼻の周りの毛穴が気になっていたら

鼻の周りで気になるといえば、毛穴の開きではないでしょうか。

加齢と共に皮膚がたるんでくると、毛穴も開いた状態で下に伸びたような形になっていしまいます。

頬を持ち上げてみて毛穴が目立たなくなるようでしたら、それはたるんでいるサインです。

頬がたるみ、顔がむくむと、鼻が埋もれてしまいます。鼻のラインがあいまいになってしまうと、のっぺらとした印象になってしまいますよ。

鼻の周りのマッサージをしっかり行うと、鼻筋が通り、堀の深い印象の顔になります。小鼻の毛穴にたまった汚れも押し出され、毛穴もきゅっと引き締まります。

まずは小鼻の横の溝に中指を置いて、軽く押しながら、小鼻の横をそって５往復します。

その後、中指と薬指の腹に力を入れながら、鼻の横を「ハ」の字に、下から上に向かって大きく動かします。これを３回繰り返しましょう。

鼻の周りは特にメイクが崩れやすい部分です。毛穴をしっかり引き締め、メイク映えのする美人顔を目指しましょう。

だんだんと下がってくる口角には

写真を撮る時にっこりと微笑んだつもりなのに、出来上がった写真を見ると全然笑っていない。そればかりか少し怖い顔をしている。そんな経験ありませんか？

それは顔の筋肉が衰え、自分で思っている以上に顔の表情を作れていないということなのです。特に口周りの筋肉が衰えていると、口角が上がらず、下がったまま「への字」で固まってしまい、他人に怖い印象を与えてしまいかねません。口元の筋肉をマッサージによって刺激することで、口角のきゅっと上がった美人顔になれますよ。

口角のマッサージは、中指と薬指を使います。まずはアゴの真ん中にあてて、そのまま口角を持ち上げるようにしながら、口の横へ移動し、口の横をぐっと押します。

続けて、口の周りをなぞるようにして、鼻のすぐ下まで移動します。このとき歯茎に圧力を感じるぐらい力を入れるのがポイントです。鼻の下へたどり着いたら、ゆっくりと強めに押しましょう。

同じ動作を３回繰り返します。

目の周りのむくみやたるみには

目の周りは特に老化が進みやすいポイントです。

驚くことに、私たちは一日になんと２万回も瞬きをしているんですよ。さまざまな画面を見る時間が多いことからでも、私たちは普段目をとても酷使しています。

目の周りの筋肉や神経が疲れてくると、血液やリンパの流れが滞りがちになり、老廃物も上手く排出されなくなります。そうすると目の周りのハリが失われ、数歳も老けて見られるということになりかねません。

目の周りには大切な神経も集まっていますし、皮膚も薄くてデリケートです。決してひっぱらずに、ポイントにしっかり圧をかけることを意識してマッサージしましょう。

使うのは中指。まずは目尻に置き、下まぶたを通って目頭へ、鼻筋を通って眉頭の下にある骨をプッシュ、眉下の骨のラインを通って、目尻へ戻ります。

目の下を、目頭へ向かって少し進んだところ、の黒目の少し外側あたりで一度プッシュ。

その後指をまっすぐ真横へ、耳の前まで持ってきて、首筋から鎖骨まで指を下ろしていきます。